PCB作業で使用する保護具の盲点を克服しろ!ヨシ!!

低濃度PCB作業を行う際には、タイベックス、ヘルメット、耐油性の安全長靴、耐油性のゴム手袋、ゴーグル、防毒マスク、等々通常の作業では、使用しない保護具を身につけなくてはなりません。しかし、これだけの保護具を身に着けてもまだまだ向上の余地があり、弊社としても日々危険有害要因を除去しております。本記事では、向上の余地として挙げられる安全長靴とゴーグルについて記載させていただきます。

安全靴では足のもとは保護できない?

安全靴の甲箇所のプロテクター

私たち現場作業員は、常に足元の落下物に備えて「安全靴」を使用しなければなりません。JIS T 8101によれば、安全靴とは、「着用者のつま先を先芯によって防護し、すべり止めを備える靴」と定義づけられております。これは、靴のつま先に鉄板が仕込んであって、万が一重量物がそこに落下しても足の指が守られるように、設計されています。実際、私の知り合いの某会社の社長さんが、そこに重量物を落とし、安全靴を装着していなかったため、足の指が3本無くなってしまったことが今でも忘れることができません。恥ずかしながら、私自身も足元に重量物を落としたことがありましたが、安全靴を使用していたおかげで怪我がなかったことも何度かありました。

しかし、私の会社で4年前に災害が起こってしまったのです。足の指の上でなく、足に甲に重量物を落としてしまったのです。安全靴が鉄板を施しているのは、足の指の先端だけで、甲には施しておりません。

よって、足の甲を骨折してしまったのです。

これを受けて、是正対策として、甲にプロテクターをつけるルールを作ろうと検討がなされ、弊社ルールにプロテクターがルール化されました。

なんでも安全第一といって、インフラを整えることが、逆に作業員を危険に追いやるかもしれませんし、一つ一つを検討してその会社、その業種にあった安全対策をやっていくべきでしょう。

保護メガネが曇って視界が不良

防毒PCB作業の現場で使用している保護メガネと防毒用マスクの併用で保護メガネが曇って視界が不良になることについて考えてみたいと思います。

プラント工場や発電所などでは、立ち入るだけで、保護メガネの着用が定着しつつありますが、実際の現場作業では、粉塵などの多い作業環境から簡易用マスクの着用も求められ、保護メガネと簡易用マスク(管理レベルに応じてマスクのグレードも上がりますが)の併用しなければならない状態になり、PCB作業では、防毒マスクの着用が必要となります。ここで問題なのが。保護メガネが曇るということです。マスクをつけて呼吸をすると保護メガネが曇るのです。当然曇れば、視界が不良になって危険であることは言うまでもありません。つまり、曇らない保護メガネを探さなくてはなりません。

ミドリ安全の保護メガネです。確か970円くらいで購入

わたくしが、試した結果、以下の写真が、一番曇らない保護メガネの形でした。ミドリ安全の保護具です。確か970円くらいで購入できますので、お勧めです。

それでも、人の顔の構造はそれぞれですので、自身に適した保護具の選定が重要なのですが。。

いかがでしたでしょう。本記事で紹介した保護具の盲点は、まだまだたくさんあります。それでもメーカーさんは日進月歩で研究し、さらに良い保護具を開発していると思います。弊社として社員の安全のためにも最先端の保護具を使っていきたいものです。

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