PCB同様、今後処理が懸念されるのが、アスベスト?

PCB同様、今後処理が懸念されるのが、アスベスト(石綿)です。

20年前から、たびたびアスベストがメディアで取り上げられていることから、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

この物質は、鉄骨増建築物の耐火性、断熱性、防音に有効で、しかもコストが安い。という魅力を兼ね備えておりました。

ですから「奇跡の鉱物」などとも呼称され、重宝され続けてきたのです。

アスベストは、1955年ごろから1975年ごろまでの高度経済成長期に大普及しましたが、アスベストの使用している建材を解体等している作業員がそれを吸い込むことで、次々と病気になってしまったのです。

塵肺(じんぱい)

肺線維症

肺癌

悪性中皮腫

等など、重い病気にかかってしまったのです。

通常私たちの体には、異物を吸い込んでしまった場合、マクロファージという物質がそれらを排除しようとしますが、アスベストのように長い繊維(顕微鏡で見ると長細い繊維と分かります)は、排除されにくく体内に長く滞留すると考えられています。

これが重い病気を引き起こしてしまうと言われております。

アスベストが厄介なのは、吸い込んでから、30年~40年経過してから発症すると言われており、責任の所在も不明確になることで問題となりました。

理不尽にも被害は、石綿が付着した作業服などを洗濯している奥さんなどにも及んでしまい、今でもアスベストに苦しむ方々は、多く存在し問題解決には至っておりません。

もしかしたら、当時一緒に生活していた子供(今の40代くらいの団塊ジュニアの世代)も知らないうちに肺が病気になってしまったケースもあるかもしれません。

そんなアスベストが、今まさに大量に廃棄されようとしています。

つまり、高度経済成長期に建てられたアスベスト使用の建物の老朽化が進み、解体を余儀なくされているのです。

アスベスト建築の解体工事に携わる作業員の安全面は、近年の取り組みで大きく改善されていますが、問題はコストです。

アスベスト使用の建築物は、解体ラッシュを迎える。

これら建物の解体は、安全対策等を加味して考えると通常の建物解体に比べ、手続き、リスク等が何十倍にも膨れ上がるため、それに応じて金額も跳ね上がってしまうのです。

当然金額が高くなれば、解体工事をしたくてもできないビルのオーナーさんも多くなりますよね。

実は、解体費が払えないという理由で、そのまま放置されている建築物は、急増しているのです。

今はまだ、良いのですが、そのうち躯体の崩壊リスクが懸念され始めることでしょう。

アスベスト建築物もPCB同様、期限を定めて撤去する時代が来るかもしれませんし、国の税金も流れてくるかと思います。そんな状況なれば当然、解体工事や撤去、処分を行う業者がこれまで以上に必要となります。

解体業者や産廃処理業者にすれば、ビジネスチャンスでもある一方で、作業する方には、もちろんのこと近隣住民の健康を配慮して、十分なコンセンサスを結びながら行っていくことが求められます。

また、リスクアセスメントによって、法令や本当に危険箇所を漏れなく洗い出し、安全を確保しなければなりませんし、そもそも実際そこまでのリスクを背負って解体を行う業者がどこまで出てくるのか、今後注目ではないでしょうか。

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新潟、長野、山形、福島、富山の
PCB処理はお任せください。

主な許可・資格

〇建設業許可(解体工事業)新潟県知事許可(般-1)第41442号

〇新潟県産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01508055229号

〇新潟市産業廃棄物収集運搬業(積替え保管) 許可番号 05910055229号

〇新潟市産業廃棄物処分業 許可番号 05920055229号

〇新潟県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01558055229号

〇古物営業許可取得 新潟県公安委員会許可 第461070001021号

〇山形県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 0659055229号

〇群馬県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01050055229号

〇富山県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01659055229号

〇福島県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 00757055229号

〇長野県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 2059055229号

〇解体工事施工技師1名

〇第三種電気主任技術者1名

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