産業廃棄物業界は、大きな変革期を迎えている

御社のオフィスの蛍光灯は、何個設置されておりますか？

10個？20個？大きいオフィスになれば100個、200個当たり前に設置されています。蛍光灯の数に応じて安定器が付属されており、その中にPCBが含有されている可能性があり、一つ一つ調査していかなければなりません。（ちなみに安定器のPCB含有が判明した場合は、高濃度PCB廃棄物となります）この調査は、数量が膨大なケースもあり且つメーカーも全て同じとは限らないので、なかなか時間を要します。安定器に混入しているPCBについて調査するには、安定器の各メーカーに品番を問い合わせるか、各メーカーのHPに記載されているPCB含有安定器の品番との付け合わせを行うことになります。　

　弊社でも過去に、1000個～2000個ほどの安定器のPCB調査のご用命いただきましたが、一つ一つ間違いないよう調査しながら、写真を撮ってエビデンスを残す作業は、なかなかの緊張感があったことを思い出します。そんな中凄いアプリが開発されました。

その名も「EDIS（エディス）」

エディスは、AIによる画像認識技術を活用し、迅速かつ正確に判別作業を行ってくれる優れものです。弊社でも今後活用を検討しております。すでに導入した協力会社の話を聞くと生産性が著しく向上したそうです。

「EDIS（エディス）」https://www.aucnet.co.jp/nw/20180903_01/

我々業界でも着実にAI機能が浸透してまいりました。

以前のブログでも、紹介させていただきました「Fドラ」もドライバー一人一人の居眠り、携帯電話の使用を発見し、管理者に知らせるAI機能を搭載していますし、また、パソコン上で人がする作業をロボットに記憶させることで、自動実行してくれる技術も大手企業を中心に導入が始まっています。これをRPA（ロボティクス・プロセス・オートメーション）と呼んでおりますが、これを活かせば電子マニフェストもさらに進化するかもしれません。今、産業廃棄物業界は、大きな変革期を迎えているのです。